当山の縁起に因んで、天空の仙郷を象徴した枯山水庭園。作庭は庭園史家の西 桂先生。
六庭よりなります。
左:法道仙人が天竺より渡来し摩耶山を開創したことをモチーフとした「仙人来朝之庭」。
右:摩耶夫人が昇天された忉利天の世界と天上界を象徴した「摩耶創生之庭」。
天空の大舞台からの眺め。晴れた日には淡路島や明石海峡大橋が見え、空気の澄んだ
日には遥か小豆島まで望めます。
カエルさまいわく
「われこそは摩耶の
おめでた蛙なるぞ
なでてみな
家内しあわせ
子ら孫らすこやか
万万歳なるぞ!」
一願地蔵堂
一願かなえてくださるお地蔵さま。
お堂のまわりに並んでいるのは、願いが
かなって納められたお地蔵さまです。
法道仙人石像
インドより渡来し、孝徳天皇の勅願を
受けて摩耶山を開かれた仙人さま。
天上寺の境内をご案内します。
境内案内
境内にはここにご紹介していない石碑や句碑、見所がいろいろとあります。
ご登詣の際には是非ゆっくりと散策してみてください。
金輪堂のご本尊は、全国的にも珍しい
一字金輪さま。
併設の授戒堂には四面大日如来と八日
大師が、同じく永代位牌堂には阿弥陀
如来がおまつりされています。
全国に唯一つの摩耶夫人堂。
お釈迦さまの生母 摩耶夫人(まやぶにん)尊と、梵天・帝釈天がおまつりされています。
権現社には、伽藍神の釈帝権現さまが
おまつりされています。
金堂には、ご本尊の
十一面観音さまのほか、
たくさんの仏さまが
おまつりされています。
参道では、春はウグイス、夏はホトトギス、
秋はヒグラシの鳴き声が響きわたります。
参道脇にならぶモミジは、初夏には新緑、
晩秋には紅葉で目を楽しませてくれます。
天竺堂。インドより贈られた総大理石の
摩耶夫人像をおまつりしています。
普段は扉を閉じていますが、ガラス越しに
尊像を拝むことが出来ます。
漱水舎(手水舎)
奥に見えるのが西山門。
右手の大木は、神戸市「市民の木」に
指定された大杉です。
堅牢な鐘楼で、四季に咲く33種の花々が鋳込まれた「華曼荼羅の鐘」が吊り下げられています。
大晦日には、ご参拝の皆様に除夜の鐘を
ついていただきます。